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展示案内

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令和6年度企画展「江戸時代の人々とくらし ―久留米市新収蔵資料公開―」

開催予定 2024年10月19日~2025年01月13日

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ポスター

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 久留米市が令和4・5年度に新たに収集した江戸時代の歴史資料を初公開します。古文書や道具類を通して、武家、町人、百姓など、久留米藩領のさまざまな人々とそのくらしを紹介します。
 また、令和4年度に修理が完了した、久留米藩の家老・有馬照長(ありまてるひさ)の肖像画を、修理後初公開します。

関連イベント「御菓子仕立ての会」

久留米藩における菓子職人の家業を知るとともに、3種の練り切りなどの和菓子(照葉、乱菊、かのこ)を作ります。

【日時】令和6年10月26日(土曜日)、午後1時から4時まで
【講師】財津勢津子氏(和菓子処とらや株式会社)
【定員】20名(定員を超える場合は抽選)
【対象】中学生以上
【材料費】500円
【会場】篠山神社参集殿(有馬記念館隣接)

【申込み方法】
令和6年9月24日(火曜日)午前8時30分から10月7日(月曜日)午後5時15分まで
久留米市文化財保護課にて電話受付(0942-30-9323)、またはメール受付
メールの場合は、件名「有馬記念館」と入力し、本文に(1)郵便番号 (2)住所 (3)氏名(4)電話番号(日中通じる番号)をご記入ください。
メールアドレス:bunkazai@city.kurume.lg.jp
抽選日:10月8日(火曜日)
通知方法:はがきにて当落通知を送付します。

展示資料紹介(一部)

【栗山利章書状(くりやまとしあきらしょじょう)】
寛永9年(1632) 栗山利章 久留米市教育委員会蔵

【栗山利章書状(くりやまとしあきらしょじょう)】
寛永9年(1632) 栗山利章 久留米市教育委員会蔵

 伊福家は、もとは筑前福岡藩の家老栗山家の家臣で、初代伊福市太夫は栗山大膳利章(くりやまだいぜんとしあきら)の姉と婚姻関係にありました。黒田騒動(福岡藩主黒田忠之(ただゆき)の代に起こったお家騒動)により寛永10年(1633)に栗山家が失脚すると、市太夫が久留米藩初代藩主・有馬豊氏(とようじ)に召し出されました。本資料は、黒田騒動の最中、栗山大膳が市太夫らに宛てた書状です。

【松﨑誠蔵遺書(まつざきせいぞういしょ)】
明治2年(1869)松﨑誠蔵 久留米市教育委員会蔵

【松﨑誠蔵遺書(まつざきせいぞういしょ)】
明治2年(1869)松﨑誠蔵 久留米市教育委員会蔵

 幕末を生きた久留米藩士・松﨑誠蔵(1829~1869)の遺書です。誠蔵は幕末久留米藩海軍の中堅人物で、開港(開国)派として藩の近代化に貢献するも、政争に破れ切腹を余儀なくされました。本資料は、誠蔵が尊王攘夷派(そんのうじょういは)の権力者・水野正名(みずのまさな)から切腹を言い渡された翌日に、遺言としてしたためたものです。

【有馬照長肖像(ありまてるひさしょうぞう)】
江戸時代  久留米市教育委員会蔵

【有馬照長肖像(ありまてるひさしょうぞう)】
江戸時代  久留米市教育委員会蔵

 有馬照長(1781~1851)は、久留米藩 8代藩主有馬頼貴(よりたか)から11代頼咸(よりしげ)までの4人の藩主に仕えた家老です。
 本資料は、令和4年度に約1年かけて修理が行われました。修理の際は、表具をすべて解体し、裂(きれ、布地のこと)や絹の本紙などを清掃・補修した後、再び掛け軸の状態に仕立て直しました。修理により美しくよみがえった照長像をご覧ください。

【御菓子仕立之傳(おかししたてのでん)】
明治時代ヵ 翠屋主水(みどりやもんど) 久留米市教育委員会蔵

【御菓子仕立之傳(おかししたてのでん)】
明治時代ヵ 翠屋主水(みどりやもんど) 久留米市教育委員会蔵

 久留米城下・両替町(現久留米市城南町)で、久留米藩主有馬家の御用菓子司(ごようかしつかさ)を務めた松木家(屋号:翠屋主水)に伝来した資料です。本資料には、饅頭や餅などのさまざまな菓子の製法が、文字と色鮮やかな絵で説明されています。

【御用日記(ごようにっき)】
江戸~明治時代 久留米市教育委員会蔵

【御用日記(ごようにっき)】
江戸~明治時代 久留米市教育委員会蔵

 竹野郡下古賀村(しもこがむら、現久留米市田主丸町)・菅村(すげむら、現うきは市吉井町)の庄屋職及び下見役を勤めた権藤家に伝来した資料です。下見役は、藩内における用水の管理・営繕、開拓地などの調査、農作物の生育状況の視察を担いました。本資料は、権藤家9代常處(1810~1876)が下見役を勤めるなかで書き留めた記録で、慶応3年(1867)から明治3年(1870)までの連続する4冊が伝来しています。

基本情報

開催期間 令和6年度有馬記念館企画展「江戸時代の人々とくらし ―久留米市新収蔵資料公開―」
・会 期 令和6年10月13日(土)~令和7年1月13日(月)
・休館日 毎週火曜日、年末年始(12月28日~1月1日)
開館時間 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
入館料 一般 210円(150円)、高校生以下は無料です
※( )内は15名以上の団体料金です。ただし、無料で入館されるお客様は
 団体の人数には含まれませんので、ご注意ください。
※身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳又は療育手帳の交付を受けてい
 る方とその介護者1名は無料で入館できます(受付で手帳をご提示くださ
 い)。
その他 ・上下階への移動は、車椅子対応のエレベーターがあります。
・1階の多目的トイレは、車椅子でもご利用できます。

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