有馬記念館の平成25年度の常設展示は、久留米藩主有馬家ゆかりの大名道具などを2回にわけてご紹介します。
第1回目である今回は、昨年度に引き続き有馬家歴代の殿様の書と絵画を展示します。 藩の政治の仕組みを整備し、開発や治水にも心を注いだ4代藩主有馬頼元(よりもと)、学問に長け、和算の研究でも知られる7代藩主有馬頼徸(よりゆき)などの書状や和歌を中心に紹介します。
また、芸能に優れ、自らも絵画や陶磁器を制作した、9代藩主有馬頼徳(よりのり)についても、前回とは作品を入れ替えて水墨画や短冊を展示します。
4代藩主有馬頼元(1654-1705)は、2代藩主忠頼の4男として生まれ、兄で3代藩主頼利の急逝により、寛文8年(1668)8月に藩主に就任しました。
治世38年の後半は、華美の風が流行した徳川5代将軍綱吉の元禄時代に当たります。
色香をは おもゐもいれす 梅の花
つねならぬよに よそへてそ見る
頼元が元禄8年(1895)に「侍従」に任ぜられて以降、病死する宝永2年(1705)7月までの間に詠んだ和歌です。
7代藩主有馬頼徸(1714-1783)は、享保14年(1729)父である6代藩主則維の隠居により、藩主に就任しました。
その治世は、11代の藩主のなかで最長の55年です。
書状には、江戸にいる頼徸が、明日「大師河原」(現・神奈川県川崎市)まで「遠乗り」(馬に乗って遠出)をする予定であることが記されています。
開催期間 | •2013年6月15日(土曜日) ~ 2013年8月12日(月曜日) •休館日は毎週火曜日。火曜日が祝日の場合、その翌日が休館となります。 |
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開館時間 | •10:00 ~ 17:00(入館はなるべく16:30までにお願いします) |
入館料 | •一般…200円(150円) •小・中学生…100円(50円) •小学生未満…無料 •( )内の50円引きの料金は、15名以上の団体料金です。なお、小学生未満の児童や、土曜日の高校生以下の方など、無料で入場されるお客様は団体の人数には含まれませんので、ご注意ください。 •毎週土曜日は、高校生以下の方は無料となっております。生徒手帳等、身分を証明できるものを提示してください。 •障害者とその介助者1名は無料となります。ご来館の際は障害者手帳等を提示してください。 |