平成23年度は、常設展を久留米・有馬発見伝と題して、「家紋」「人形」「季節の絵画」をテーマに、それぞれの季節に合った資料を公開してきました。
この春の久留米・有馬発見伝5 ―桜花の麗(おうかのうらら)―はそのしめくくりとして、春の風物があしらわれた資料のほか、有馬家のひなまつりで好評をいただいたひな人形・ひな道具とひな壇飾り、久留米城下出土の人形も引き続き展示します。
金色の桜花を散らしたひな道具の提げ重です。 幕末の文久2年(1862年)3月に皇女和宮(かずのみや)から11代藩主有
桜の名所、奈良吉野山の景色をあらわした文机です。梨の肌のように金銀をまいた地に、家屋、松、瀧(たき。滝のこと)、葦(あし)、太湖石(たいこせき。古くから中国では庭園に好まれた石)、そして主役の桜花が山々をいろどる情景が立体的に表されています。
歌舞伎の人気演目「京鹿子娘道成寺(きょうがのこむすめどうじょうじ)」の白拍子の人形です。
その着物には桜花があしらわれています。
城下町コーナーでは、有馬家のひなまつり展より、久留米市で発掘された土製の人形などを継続して展示中です。
動物から人物像まで、多くの種類を展示しております。中央のケースに展示中の、大名家の人形とはまた違った趣を、引き続きお楽しみください。
久留米城下から発掘された、江戸時代から明治時代までの陶磁器片の中から、 春にちなんで桜・蝶・雀の3つのモチーフを選びました。くらしのなかの春を愛でてください。
開催期間 | •2012年3月17日(土曜日) ~ 2012年4月16日(月曜日) •休館日は毎週火曜日。火曜日が祝日の場合、その翌日が休館となります。 •また、常設展終了後の2012年4月17日(火曜日)からしばらくの間、作業のため休館いたします。ご了承ください。 |
---|---|
開館時間 | •10:00 ~ 17:00(入館はなるべく16:30までにお願いします) |
入館料 | •一般…200円(150円) •小・中学生…100円(50円) •小学生未満…無料 •( )内の50円引きの料金は、20名以上の団体料金です。なお、小学生未満の児童や、土曜日の高校生以下の方など、無料で入場されるお客様は団体の人数には含まれませんので、ご注意ください。 •毎週土曜日は、高校生以下の方は無料となっております。生徒手帳等、身分を証明できるものを提示してください。 •障害者とその介助者1名は無料となります。ご来館の際は障害者手帳等を提示してください。 |