有馬記念館常設展として、「家紋」「人形」「季節の絵画」を通年のテーマにさまざまな資料を公開します。
秋は『錦秋の美』。秋を彩る月や菊を描いたものを中心に展示を行います。
この他、『近代の有馬家』では14代有馬頼寧(ありま よりやす)と15代で直木賞作家の有馬頼義(ありま よりちか)の直筆原稿なども展示しております。折に触れ、お気軽にお立ち寄りください。
有馬家14代当主有馬頼寧(ありま よりやす)夫人貞子(さだこ)愛用の煙草盆です。
前面には萩(はぎ)と撫子(なでしこ)が金で、側面には満月が銀であらわされています。銀製の火入れと灰吹き(灰落とし)、引き出しにつく銀のつまみも菊であらわされ、細部まで丁寧なつくりです。
喫煙は近代でも上流階級の女性のたしなみのひとつでした。
有馬家の家紋のひとつ、竜胆車紋が織り出されている紫地の装束です。
久留米のいくつかの学校で校章として使われている、竜胆車の模様が鮮やかに見てとれます。
なお、実際の展示では、向かって左側に菊の模様の装束が並びます。
石橋徳次郎(2代目)は、日本足袋株式会社(現在の株式会社アサヒコーポレーション)の初代社長で、株式会社ブリヂストン創始者石橋正二郎の兄にあたります。
また、昭和13年から17年の間、名誉市長として無報酬で久留米市の市長を務めました。
木馬に乗って遊ぶ子供の人形です。
実物はマッチ箱ほどの、ごく小さな人形ですが、細やかな造形が見てとれます。
横から見ると、襟の模様からセーラー服を着ていることが分かります。
今日では女子学生の制服としておなじみですが、もともとは水兵(=sailor)が着る軍服でした。
開催期間 | •2011年9月10日(土) ~ 2011年10月17日(月) •休館日は毎週火曜日。火曜日が祝日の場合、その翌日が休館となります。 •また、常設展終了後の2011年10月18日から10月28日までは、作業のため休館させていただきます。ご了承ください。 |
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開館時間 | •10:00 ~ 17:00(入館はなるべく16:30までにお願いします) |
入館料 | •一般…200円(150円) •小・中学生…100円(50円) •小学生未満…無料 •( )内の50円引きの料金は、20名以上の団体料金です。なお、小学生未満の児童や、土曜日の高校生以下の方など、無料で入場されるお客様は団体の人数には含まれませんので、ご注意ください。 •毎週土曜日は、高校生以下の方は無料となっております。生徒手帳等、身分を証明できるものを提示してください。 •障害者とその介助者1名は無料となります。ご来館の際は障害者手帳等を提示してください。 |