有馬氏は豊氏の父・則頼の時代に豊臣秀吉、続いて徳川家康に仕えて厚意を得たことにより、所領を次々と増やしていきます。そして、二代にわたる積年の功労により、元和7年(1621年)、筑後国北部八郡21万1千石に転封。この有馬氏の築いた城下町が現在の久留米市へと発展してゆくのです。
今回の【リニューアルオープン記念展】久留米・有馬発見伝では、大名有馬氏と近代になっての有馬家、そして城下町久留米の人々の暮らしぶりも併せて紹介していきます。
定期的に展示変えを行っておりますので、こちらで紹介した収蔵品が展示されていない場合もございますが、ご了承ください。
有馬則頼肖像画
江戸時代
篠山神社所蔵
有馬則頼(ありま のりより)
筑後国久留米藩藩祖。武人として勇敢であり、茶人としての才もありました。法号の梅林院の名は、 久留米における有馬家菩提寺である梅林寺の由来となりました。
有馬豊氏肖像画
江戸時代
篠山神社所蔵
有馬豊氏(ありま とようじ)
久留米藩初代藩主。特に土木・築城や、交渉事に通じていました。丹波国福知山8万石から筑後国久留米藩21万石への大幅加増転封後、城下町の整備を行い、現在に続く久留米の基礎を作りました。
若年の頃より禅に深く帰依し、儒学を学び茶道もたしなむ、文化人としての一面もありました。
青磁瑠璃錆釉香炉(せいじるりさびゆうこうろ)
江戸時代の初め(1600年代前半)
久留米市所蔵
高さ6.3㎝
久留米城下町遺跡(第2次調査)-城南町
松ぼっくりのような形と色使いが、かわいらしい香炉です。町人が愛用した香炉とみられます。
有馬頼寧肖像写真
大正時代
有馬家より寄託
有馬頼寧(ありま よりやす)
社会運動や教育、スポーツ振興と幅広く活躍し、衆議院議員、のちに伯爵をついで貴族院議員となり、さらには農林大臣と政治家として活躍しました。 競馬の「有馬記念」にその名を残しています。
開催期間 | •2010年11月28日(日) ~ 2011年2月21日(月) •休館日は毎週火曜日、火曜日が祝日の場合、その翌日が休館となります。 •また、年末年始の12月28日 ~ 1月4日もお休みさせていただきます。 |
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開館時間 | •10:00 ~ 17:00(入館はなるべく16:30までにお願いします) •11月28日(日)のリニューアルオープン当日は、式典のため一般の方の入場は12:00からとなっております。ご了承ください。 |
入館料 | •一般…200円(150円) •小・中学生…100円(50円) •小学生未満…無料 •( )内の50円引きの料金は、20名以上の団体料金です。なお、小学生未満の児童や、土曜日の高校生以下の方など、無料で入場されるお客様は団体の人数には含まれませんので、ご注意ください。 •毎週土曜日は、高校生以下の方は無料となっております。生徒手帳等、身分を証明できるものを提示してください。 •障害者とその介助者1名は無料となります。ご来館の際は障害者手帳等を提示してください。 |