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展示案内

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企画展「江戸のふしぎな動物たち」

2015年06月06日~2015年08月31日
チラシ

チラシ

 テレビもインターネットもなかった江戸時代、人々は新しいものや珍しいものを見聞きした時、あるいは面白かったり怖かったりする出来事に出会った時、そうした「ふしぎな」体験を絵や文字に著し、版画というかたちにして広く伝えようとしました。
 いまの私たちが写真や映像、また動物園で当たり前のように見知っている動物たちも、江戸時代の人々にとっては、とても珍しいものに見えました。
 江戸時代の人々が描いた江戸時代の版画を中心に紹介します。動物たちのふしぎな姿かたちを楽しんでいただける企画展です。

本展示会の見どころ

 海外からやってきたゾウやラクダから、日本国内で発見された人面魚や白亀、人魚や擬人化された狐といった動物のような動物でないようなものまで、いろいろな「ふしぎな動物たち」に出会えます。
 幕末から明治時代にかけて、ユニークな画風で人気を博した歌川国芳(うたがわくによし)や、当時から海外で高い評価を得ていた河鍋暁斎(かわなべきょうさい)という、浮世絵師のなかでも近年とくに注目が集まっている2人の作品も展示します。

西城舶来大象之写真
(てんじくはくらいだいぞうのしゃしん)
文久3年(1863) 河鍋暁斎
久留米市教育委員会所蔵 (前期) 道化挙合
(どうけけんあわせ)
江戸時代 19世紀 歌川国芳
久留米市教育委員会所蔵 (後期)

西城舶来大象之写真
(てんじくはくらいだいぞうのしゃしん)
文久3年(1863) 河鍋暁斎
久留米市教育委員会所蔵 (前期)

道化挙合
(どうけけんあわせ)
江戸時代 19世紀 歌川国芳
久留米市教育委員会所蔵 (後期)

展示資料紹介

駱駝図 (らくだず)

駱駝図
(らくだず)

駱駝図
(らくだず)

江戸時代 19世紀 作者不詳
久留米市教育委員会所蔵 (後期)
文政4年(1821)、オランダ船に乗って、雌雄2頭のラクダが長崎にやって来ました。しばらく出島で飼育され、多くの人が見学に訪れたといいます。また、日本では珍しいラクダの様子は、長崎の絵師たちによって描かれ、版画として広まっていきました。この作品もそうした長崎版画の一つです。

児雷也豪傑譚 (じらいやごうけつものがたり)

児雷也豪傑譚
(じらいやごうけつものがたり)

児雷也豪傑譚
(じらいやごうけつものがたり)

江戸時代 19世紀 
戯作者:美図垣絵顔(みずがきえがお)ほか
久留米市教育委員会所蔵 (前期後期)
幕末に人気があった絵草紙(絵入りの小説)の一つで、児雷也を主人公とする妖怪退治物語シリーズです。絵師は、歌川国貞・国輝・国盛・国貞(2代)・国芳・芳房・芳幾の計7名が担当しました。挿し絵に、児雷也の妖術で現れる蝦蟇(がま)や、宿敵大蛇丸(おろちまる)などの妖怪が、恐ろしくもユーモラスに描かれています。

関連イベント

折り紙でつくろう動物たち

折り紙作品(イメージ)

折り紙作品(イメージ)

日    時  平成27年8月1日(土) 
      10:00~12:00(臨時参加受付)
会     場  有馬記念館2階展示室
参  加  料  100円(材料代として)
       ※当日、有馬記念館2階展示室の観覧には、別途入館料が必要になりますが、
       土曜日のため高校生以下は無料です。
対     象   どなたでも(先着50名)
       ※事前申し込みは不要
  
                            
問合せ先   公益財団法人有馬記念館保存会事務局
(久留米市市民文化部文化財保護課内)
TEL:0942-30-9225 FAX:0942-30-9714
 

基本情報

開催期間 有馬記念館リニューアル5周年記念
企画展第①弾「江戸のふしぎな動物たち」
・会期:平成27年6月6日(土)~8月31日(月)
・休館日:毎週火曜日(祝祭日と重なる場合は翌日)
開館時間 10:00~17:00(入館は16:30まで)
入館料 ・一般…200円(150円)
・小・中学生…100円(50円)
・小学生未満…無料
・( )内の50円引きの料金は、15名以上の団体料金です。なお、小学生未満の児童や、土曜日の高校生以下の方など、無料で入場されるお客様は団体の人数には含まれませんので、ご注意ください。
・毎週土曜日は、高校生以下の方は無料となっております。生徒手帳等、身分を証明できるものを提示してください。
・障害者とその介助者1名は無料となります。ご来館の際は障害者手帳等を提示してください。

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