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企画展「久留米藩と村の人々」

2023年01月28日~2023年04月16日

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ポスター

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 江戸時代は農業開発や生産技術が進む一方、各藩による厳しい年貢徴収の上に飢饉が続き、全国各地で一揆が起こりました。
 本展では、久留米市内に伝わる古文書や古記録などの歴史資料を通して、領主と村の関係、土地と年貢、村落共同体などさまざまな視点から、久留米藩と村の人々について紹介します。

展示資料紹介(一部)

筑後久留米領御尋頭書
(ちくごくるめりょうおたずねとうしょ)
寛政元年(1789)
篠山神社蔵(有馬記念館寄託)

筑後久留米領御尋頭書
(ちくごくるめりょうおたずねとうしょ)
寛政元年(1789)
篠山神社蔵(有馬記念館寄託)

 8代藩主有馬頼貴の代に、江戸幕府からの質問に対し、藩が用意した回答書。藩領全体の耕地について、土地の善悪は「善地」25%、「中地」45%、「悪地」30%、田畑の割合はおおよそ田70%、畑30%とあります。他に、金銀銅などの鉱山は無く、漁猟の運上銀は少々有ることなどが記されています。

 久留米藩の領民から石垣神社に奉納された絵馬。平成3年(1991)の台風19号によって破損しましたが、残存部分をつなぎ合わせると、稲刈から蔵納めまで、秋の収穫作業の流れを読み取ることができます。一人一人の表情や仕草、足腰の構えなどから、労働する人々の躍動感が伝わってくるようです。

石垣神社農耕絵馬・部分
(いしがきじんじゃのうこうえま・ぶぶん)
天保14年(1843) 齋藤秋圃筆 
久留米市教育委員会蔵
石垣神社農耕絵馬・部分
(いしがきじんじゃのうこうえま・ぶぶん)
天保14年(1843) 齋藤秋圃筆 
久留米市教育委員会蔵

石垣神社農耕絵馬・部分
(いしがきじんじゃのうこうえま・ぶぶん)
天保14年(1843) 齋藤秋圃筆 
久留米市教育委員会蔵

石垣神社農耕絵馬・部分
(いしがきじんじゃのうこうえま・ぶぶん)
天保14年(1843) 齋藤秋圃筆 
久留米市教育委員会蔵

宝暦四戌三月日記
(ほうれきよんいぬさんがつにっき)
宝暦4年(1754) 個人蔵

宝暦四戌三月日記
(ほうれきよんいぬさんがつにっき)
宝暦4年(1754) 個人蔵

 宝暦一揆に関する記録。一揆の動向の記録や、打ちこわしにあった庄屋や大庄屋の書上、藩への要求書の写、処罰者とその内容などについてまとめられており、一揆の一連の推移を追うことができます。全藩規模に及び、凡そ5万人が蜂起し、多くの犠牲を出した宝暦一揆の激しさが伝わってきます。

基本情報

開催期間 令和4年度有馬記念館企画展「久留米藩と村の人々」
・会 期 令和5年1月28日(土)~令和5年4月16日(日)
・休館日 毎週火曜日(祝祭日と重なる場合は翌平日)        
開館時間 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
入館料 一般 210円(150円)、高校生以下は無料です
※( )内は15名以上の団体料金です。ただし、無料で入館されるお客様は団体の人数には含まれませんので、ご注意ください。
※身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳又は療育手帳の交付を受けている方とその介護者1名は無料で入館できます(受付で手帳をご提示ください)。
その他 ・上下階への移動は、車椅子対応のエレベーターがあります。
・1階の多目的トイレは、車椅子でもご利用できます。

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